おそらくこの映画を観たのは4回目ぐらいである。

にも関わらずストーリーを全く覚えていなかった。
はっきり言ってストーリーは全く理解不能なのだが、すごい作品であることは間違いない。

その理由としてはロバート・デニーロとジョディ・フォスターという二人の役者の存在感が際立っているからだろう。
12歳ぐらいのジョディ・フォスターの輝きはものすごい。

この2人がニューヨークの街に呑み込まれることはないのだ。

夢十夜

2005年10月8日 読書
自分には不治の病が二つある。
一つは酒乱でありもう一つは不眠である。

不眠といっても中々眠れないというものではなく、必ず夢を見て朝起きるとぐったりと疲れているというタイプの不眠だ。

自分にとって夢というのは楽しいというより、なんかぞっとするものである。自分の見慣れた生活に突然、ふだん全く思い出さないような人が現れたり、とんでもない失敗をしでかしたりするのである。昨夜は教育実習中にとんでもないミスをやらかす、という夢だった。

この本を読むと漱石氏もひょっとしたら不眠かしら、ということで自分の不眠に納得することが出来るのである。女、死、歩く、など我が夢の常連さんが顔を揃える。偶然だと思うが漱石氏が留学していた頃からイギリスも不眠という言葉が使われ出したらしい。

今夜はどんな夢十一夜でしょうか・・・。
語学学校の集中講義のためお勉強の日々。

あらためて思うのだが語学というのはやればやった時間だけ伸びる科目である。夏休みだけで50時間も学校に通えば、耳も慣れてくるものである。

お勉強ばかりの日々ではあるが、人はなぜ勉強するのだろうか?
そんなものは考えるだけナンセンスなわけで当然、生きていくために必要だから勉強するのである。もっと広く言えば生きていることそのものが勉強していることであるのだ。

読書というものは自分にとって100%娯楽でありお勉強しているという感じがしない。
しかしこの本だけは唯一お勉強したな、と思えた1冊である。

マックス・ウェーヴァーの、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解説書なのだが、これほど分かりやすく解説してくれればお勉強したくもなる。

勉強するとはなんぞや、という素朴な疑問に答えてくれる1冊である。
■友人が国際結婚をするということで食事会。
言葉や文化が一緒でも大変そうなのに、言葉や文化の壁がある結婚をする人は本当にすごいと思う。とにかく紳士な感じの方でした、レディファーストが徹底しているというか。見習うべきでしょう。

英語力、教養のなさを大いに痛感する1日。

■Uターン就職した大学の同窓より、結婚式の二次会のお誘い。
新婦側の友人としての参加は大いに居場所がないので行こうかどうか・・。

そんなこんなで最近、自分のまわりは踊り出したくなるような人たちばかり。自分が踊り出すような瞬間はしばらくないなあと思いつつドイツ語、ドイツ語の日々。
夜中にTVで放送していたものを観た。おそらく3回目ぐらいだと思うが何度観ても恐ろしい。中学生の時に初めてアカデミー賞を知った時の作品がこれだった。その時のあまりの恐怖にアメリカとは一生関わらんで生きて行こうと思っていたのに、アメリカ文学を専攻することになるとは人生とは不思議なもの。良くできた映画であることは間違いないのだが・・、映画観でデートで観たらその後のディナーがえらいことに・・。

たしか、次の年のアカデミー賞はイーストウッドの許されざる者だった。この頃はまだアカデミー賞に権威があったなあと思う。

■学習塾の夏期講習は無事終了。休む暇なく今度は教わる番に。
銛打ちのようになるべく体を鍛える。
不思議とジム通いがいまだに続いている、無理なくやっているのが良いのか。

本日、プールの中にガラス片が入ったとやらで、無料に。さらに無料のチケットをもう1枚。物騒な話なので得したのどうなのか・・。

実際はイシュメールのような軟弱な自分です。
しかしこの作品の面白さはイシュメールでもエイハブでもなく執拗なまでの鯨へのこだわりか。
海洋冒険小説と思って読むと痛い目にあうこと間違いなし。
世の中は情報に満ちている、百科事典小説のはしりである。
ミステリーというものをほとんど読まない。
唯一、気に入ってるのが高村薫。

ハードボイルドものといった感じで、とにかく主人公の合田刑事が好きなのだ。

通勤電車がしばし楽しみになった1冊。

■なぜか彼女の母君にご挨拶。
失業中の方が話は進むというか・・、さてどうなるのでしょう・・。

8月25日の日記

2005年8月25日
塾の仕事で小学生を指導。
油断していたら学級崩壊(汗)
私があまりにも怖くなさそうなので、雑談だらけに。

まあ最初だしと開き直ることに。
しかし、小学生になるともう可愛くてとても怒れん。
向いてるんだか、どうだか・・。

しかし、自分が予想以上に子ども好きであることを発見。
同時に小学生が2人も家にいることはなかなかにパワーがいることであることを痛感。

将来的には1人っ子が現実的かも。
同級生で2人以上子どもがいる人達は本当にすごいと思う。

■語学学校の集中講義がはじまる。

8月19日の日記

2005年8月19日
お盆休みは

彼女と伊豆に旅行。

飲み会×2

灼熱の体育館にてバスケット

といつもと変わらぬ生活をしていました。

一つ目の飲み会は会席料理をいただく、少しサラリーマン時代を思い出す。
肘置きがあるような店にて。

もう一つは付き合いで合コン的なものに。

なるべく合コン的なものには誘われれば行くように心がけている。
その度に自分がいかに服と話題と男としての魅力が足りないかが痛感できる大事な時間です。

あんまり世間ずれしちゃうのも考えものですからね。

8月14日の日記

2005年8月14日
とりあえず夏の集中講義で大学での単位は終了。
仕事を辞めて約1年で教員免許取得。
簡単すぎるのか、どうなのかはその人の考え方次第だが、自分としてはもう少しお勉強が必要なようだ。

あたりまえの話だが英語科教員に必要なのは英語力。

来年の7月の採用試験、2月の大学院入試の二足のワラジでがんばろうと思う。英語がポイントという点では共通。

■我が選挙区は造反議員の話題でよくTVに出ています。

■大学の授業で小学生のゆとり教育により学習習慣がなくなっていることが大きな問題になった。自分の小学校時代を思い出し、あの当時の自分たちより勉強しないということがはたして可能なのかとしばし思う。

車輪の下

2005年7月31日 読書
学習塾で国語を教えるのはとても難しい。

僕は昔から国語の成績だけは良かった。
ずっと成績が悪かった英語はなんとなくつまずくポイントが分かるので教えるポイントもなんとなく分かる。

中学の時にヘルマン・ヘッセの車輪の下で読書感想文を書いたことを今でも覚えている。
学習塾に通う受験生たちはこの本を読んでどう感じるのだろう。

冷めた子どもにとってはそうとう甘口に感じるのかな。

遊んでばかりいた自分にはなかった少年時代は少し羨ましさも不思議なことにあるのだ。

プロフェッショナル

2005年7月28日
バイエルン・ミュンヘンの試合を見に行った。

ファンになった。

親善試合で大差がついてるにもかかわらず、手を全くぬかない。
やられてる方はたまったものではないが、お金を払って見に来ているお客さんがいるいじょうは全力でやるのがプロなのでしょう。
ドイツ気質を見た気がする。

先日、面白くないと思っていた学習塾で生徒よりきつい一言。
大いに反省した。
お金をもらっている以上は全力でやろうと思う。

嫌ならそもそもやらなきゃ良いのだ。

7月26日の日記

2005年7月26日
地震にびっくりしていたら今度は台風がやって来た。
日本は年々、災害大国になっていく。
駅から帰ってくるだけでえらいことになってしまった、やれやれ。

そんな台風でも子どもはしっかり塾に来ている、感心。

大学時代に台風の時に授業に行ったら5人しか生徒がいなかったことを思いだす。

性格の悪い先生はここぞとばかりに出席取ってたなあ〜。

■レアル・マドリードは東京ヴェルディにあっさり負けてしまった。もはやありがたみも何もない。

■銀行の振込みにて、自分の名前を書くところに相手の名前を。
自分の実務能力の低さにがっかりする。トホホ。
青春映画です。

最近、学習塾でアルバイトをはじめた。

やっぱり塾は面白くない。
教育関係の仕事を将来したいとは思うがやっぱり受験産業は少し違うなあと思った。

僕は体育系の部活だったけど、当時は嫌々やっていたけど今考えると楽しそうに見えたんだろうなあとしみじみ思う。

夏休みだというのに毎日5時間近く塾で過ごす受験生の子たちにはエールを送りたい。

それにしても受験の問題はつまらん。

7月24日の日記

2005年7月24日
昨日の地震はすごかったらしいが電車に乗ってて全く気づかなかった。震度5を超えるとさすがにびびる。地下鉄、JRが止まるというのもあまり記憶にない。

教育実習の単位も無事にもらえそうで一安心。

■フジTVのアナウンサーに少し同情。基本的に酒飲みには同情的になってしまう。
母校にて池澤夏樹さんの講演を聞く。

テーマは思想を表現するための日本語。池澤氏曰く、日本語には大きく分類すると2つの種類がある。一つは明治以降に作られた外来語であり、もう一つは古来からのやまと言葉とのこと。思想を語るのは前者を使うとのこと。私も基本的にはこの考えに賛成である。大学などのレポートや論文には前者を多用する、例えば構造化とかアイデンティティとか実存主義とか。しかしそうすることにより本来の伝えたいことがぼやけてしまい、なんかよくわからんが、良いレポートな気がするモノが生み出されている気がする。日本語のもつ永遠のジレンマかも。

この作品は作家が小説をどう読むか、という興味深いものです。私としてはトーマス・マンが参考になった。

SUMMER NUDE 999 REMIX

2005年7月14日 音楽
今年の夏は涼しいのかなあ、と思うほど過ごしやすい日々が続く。夏っぽいCDをせっかく出したのに・・・。真心ブラザーズのサマーヌードは自分のベスト夏ソング。聴く度にセンチメンタルな気持ちになる。どうやら私は音楽に関してはセンチメンタリズムを求めてる模様。もう戻らない日々を思い出すというとかっこいいが、そもそもそんな懐かしむような素晴らしい青春などなかった。しかしあったかのごとく錯覚する力がこの曲にはある。

■女子バレーの菅山さんはたしかに美人だが姫はないんじゃないかと思う。

7月11日の日記

2005年7月11日
とりあえず前期の授業がだいたい終了。

ほっと一息と言いたいところだが論文、論文の日々。
久々に書いてみて思うが、私はレポート、論文というものに全くもってむいてない。

以前、先生に言われた言葉を思い出す。
小説に関するレポートや論文は二つのパターンに陥りやすい。

1つはこの作品はこんなに面白いというのをひたすら連呼してしまうパターン。確かにこの作品が好きなんだな、というのはわかるがなんかあほっぽくなってしまう。

もう一つはこの作品はこんな構造になっている、こんな仕掛けがあるということばかり書くパターン。この作品の構造については分かったけどあんたこの作品、好きなの?嫌いなの?となってしまう。

このバランスがとても大切とのこと。

前者は男子に多く、後者は女子に多いらしい。
典型的に私は前者なわけです。

どうしても愛着のある作品について書くわけで、長い、長いオマージュになってしまうのです。

■ロンドンのテロに衝撃を受ける。なんかテロという言葉に驚かなくなっている気がするのが恐ろしい。
2005年度後半にやることを決意を高めるために

■仕事
残りの単位を取って免許取得。

■学業
論文を1つ仕上げる。
英語力をつける。
独検3級合格。

■趣味
ル・グインのSFを原書で何冊か読む。
バスケットボール上達。

■友人
一緒に旅行が出来ると良いなあ・・
この前、新年がはじまったと思っていたのに、気づいたら半年が経っている。

残り半年を有意義なものにするため自戒を込めてふりかえります。

■仕事
なんといっても教育実習は強烈な体験だった。おそらくこれが将来の仕事になることでしょう。

■世間
JR西日本の鉄道事故。色々なことを考えさせられる事件だった。自分としては組織の中でいかにして自分の信念を崩さずに生きるのが難しいかを痛感しているだけに運転手の方の気持ちも少し分かってしまう。

■学問
ドイツ語を再びはじめる。実習に行ってみて分からない生徒の気持ちが良く分かる。早くも落ちこぼれ気味だががんばろう。
某有名英文学者の授業に参加させてもらうことが出来た。少しずつではあるけれど生涯に会っておきたい人リストが減ってきている。

■音楽
ジャック・ジョンソンにつきます。ライブ行きたかった・・・

■女性
雨のち晴れ。年明けはどうなることかと思ったけど、なんとなくうまくいっている。

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