シカゴ育ち

2005年2月19日 読書
スチュアート・ダイベックの連作短編を柴田元幸氏の訳で読む。

この人はおそらく柴田さんがいなければ日本で知られる事はなかったと思う。

柴田元幸氏は私の最も好きな翻訳家である。理由はやはり知られていないけど個人的に好きな作家を翻訳するいうスタイルである。私の遠くにある夢としていつか1本ぐらい自分しか知らない作家を翻訳したいという思いがある。

この作品はダブリン市民のような連作短編であり、一言で言えば、シカゴの労働者階級をとても優れた技巧で書いている。

私には初期のヘミングウェイを思わせた。

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