奇想天外・英文学講義―シェイクスピアから「ホームズ」へ
2005年4月15日 読書
高山宏ワールド満載の1冊。英文学講義となっているが実質はイギリス文化講義という方が近いかも。とにかくすごい情報量がつまっていて常人では頭がパンクするかも、また説得力があるんだかないんだか分からないがとにかく読ませてしまうのがこの人のすごいところ。18世紀前半のイギリスを理解するためには、まずコーヒーハウスを理解しなくてはいけない、ヨーロッパ18世紀文化を理解する根本は造園術だといってもいい、等の高山節が随所に見られる。ポープ、ドライデン等についての記述もかなり面白い。本当か冗談か分からないが視覚文化論のエッセンスとしてエロ本を月に10冊購入している日本唯一の大学教授でしょう。
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