母校にて池澤夏樹さんの講演を聞く。

テーマは思想を表現するための日本語。池澤氏曰く、日本語には大きく分類すると2つの種類がある。一つは明治以降に作られた外来語であり、もう一つは古来からのやまと言葉とのこと。思想を語るのは前者を使うとのこと。私も基本的にはこの考えに賛成である。大学などのレポートや論文には前者を多用する、例えば構造化とかアイデンティティとか実存主義とか。しかしそうすることにより本来の伝えたいことがぼやけてしまい、なんかよくわからんが、良いレポートな気がするモノが生み出されている気がする。日本語のもつ永遠のジレンマかも。

この作品は作家が小説をどう読むか、という興味深いものです。私としてはトーマス・マンが参考になった。

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